君の住む街
.me(ドットミー)で撮影 東京都
[ INTERVIEW:01 ]
生まれ育った地元で、行く宛もなくお散歩しながらの撮影でしたね。本当に素敵な街でしたが、特に思い出に残っている場所はありますか?
【M】 母校ではないのですが、大学のキャンパスです。小さな頃、毎年地域のお祭りに合わせてそこでやる学園祭がとても楽しみだったんです。今回久々に来て歩いて回って、こんなに自然と美しい光にあふれた場所だったんだ、と気付くことができました。慣れ親しんだ場所だったからこそリラックスできましたし、懐かしい思い出の中にいる自分と今の自分を重ねて、ちゃんと大人になれたのかな、と考えながら撮影に臨めたような気がします。
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【zen】
見慣れた街だったかもしれませんが、撮影を通して素敵な街だと改めて感じてくれたなら本当に嬉しいです。その場所が生みだす表情や仕草って絶対あると思っていて、今回生まれ育った場所だからこそ見せてくれた瞬間がたくさんあったように思えます!
[ INTERVIEW:02 ]
自分で自分を「好き」と思えること、反対に「嫌い」と思えることを教えてください。
【M】 「好き」と思えることはフットワークが軽いこと、「嫌い」と思えることは熱中すると落ち着きがなくなることです。以前は人に流される性格でしたが、海外留学中に自分の考えを持つことの大切さを痛感して。それ以降自分の意思を持って動くようになったので、すぐ行動に移すことに恐れを抱くことがなくなりました。一方で思い入れが強くなると周りが見えなくなりがちなので...。冷静な部分を増やしたいなと思っています。
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【zen】
「嫌い」が作られていく過程にご自身の挑戦したことや勇気を出したことがあって凄く素敵だと思いました。その「嫌い」をコンプレックスや短所と思わず、1つの「個性」って捉えてくれると嬉しいなぁ。
[ INTERVIEW:03 ]
今回ラブグラフで.me撮影してみていかがでしたか?
【M】 あまり慣れないポートレート撮影でしたが、カメラマンのzenさんがロケーション決めからたくさん相談に乗ってくださり、当日もリラックスして臨むことができました。撮影中も、思い出話や以前の自分の話を自然に聞いてくださったので、お話する中で今の自分との違いやこれまで気付かなかった自分の一面を知ることができました。「新しい自分を見つけたい」という撮影テーマに沿って進めてくださり、改めてとても貴重で有意義な1日になったと実感しています。本当にありがとうございました!
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【zen】
こちらこそありがとうございました!ロケだけでなく、せっかくの機会だからこそ衣装をどうするかとか、コンセプトをどうするかとか、じっくりお互いで考えてから臨めた撮影だったおかげで本当にこちらが楽しく、そして有意義な時間を過ごせました!
慣れない撮影だったかもしれませんがふとした時に見返したら「自分、こんな表情出来るんだ」とか「いつも住んでる街が違って見えたかも」なんて思ってくれていたら嬉しいし、その延長線上に「新しい自分」を何か見いだしてくれたらもっと嬉しいな、って思います。また、どこかで撮りましょうね!
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【最後に:この作品について】
1つのブックレットや写真集の用に「めくっていく」感覚をアルバム構成の中では意識しました。自分自身「心的距離が近い写真」を.me撮影では心掛けているので、その「めくっていく」なかで少しずつゲストさんが気を緩めたり、笑顔になっていったりする様子が伝われば幸いです。
こういう撮影や写真になったのも、一重に私自身の写真力では全くなく、ゲストさんが私に「好き」をぶつけてくれたのと、私自身の「好き」を受け止めてくれたことにほかなりません。だからこそこの住み慣れた街という場所を選べたし、こういった構成にもさせてもらえました。この場を通してゲストさんに心から感謝の意を表します。
.me撮影をただのポートレート撮影と括るのではなく、通常のラブグラフ撮影と変わらず「ゲストと創り上げていくもの」ということを自覚できる撮影でも有りました。見た目は少し目新しいラブグラフの写真かもしれませんが、写真と何より撮影を通して幸せが届けられていたのなら何よりです。
Area: 東京
Date: 2019/11