お食い初めの「祝い膳」のメニューは何?献立の由来を知って赤ちゃんの成長を願おう

2019.02.01更新

赤ちゃんが食べるものに一生困りませんように。そんな願いを込めて昔から日本で行われてきた行事が、「お食い初め」です。 お食い初めでは、赤ちゃんのために「祝い膳」を用意します。この記事では、祝い膳のメニューについてご紹介します。

お食い初めの「祝い膳」のメニューは何?献立の由来を知って赤ちゃんの成長を願おう

■お食い初めって何をするの?

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お食い初めは、生後100日を迎えた頃、赤ちゃんに食事を食べさせるマネをするのが習わしです。

両親と赤ちゃんとで行うのが基本ですが、祖父母を招いて行ってもよいでしょう。近年では、フォトスタジオでも「お食い初め写真」メニューを用意しているところも多くみられるようになりました。

■お食い初めの基本メニュー

お食い初めの際に赤ちゃんに用意する食事は「祝い膳」と呼ばれ、一汁三菜を用意するのが基本です。

ここでは、基本となるメニューをご紹介します。それぞれにその食材が選ばれてきた由来がありますが、状況に応じて異なるものに変えてもOKです。

●ごはん

ごはんは赤飯を用意するのが基本です。赤飯は祝いの席でふるまわれるイメージが強いでしょう。お食い初めもおめでたい席ですが、ほかにも邪気を払ったり、魔除けをしてくれたりという意味が込められて使われてきたものなのです。

●汁もの

お吸い物を用意します。文字通り、「吸う」力が強くなるようにという意味が込められています。

はまぐりを使うのが基本。これは、二枚貝であるはまぐりに子どもの良縁を願う気持ちを託しているためです。

●尾頭付き焼き魚

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日本で古くから祝いの場に用意されてきたものが、尾頭付きの焼き魚です。主に鯛を用意します。鯛が選ばれてきた理由は、皮の赤さ。祝いの席にめでたい色だとされてきたわけですね。

●煮物

筑前煮に使う食材には、以下のものが選ばれています。

・ニンジン
・大根
・かぼちゃ
・しいたけ
・れんこん

ニンジン、大根は色合いが「紅白」であることから。れんこんは「先を見通せますように」といった願いが込められています。

使用する野菜には決まりがないため、他にも季節の野菜を入れて作ります。

●香の物

季節の野菜を漬けた香の物、酢の物を用意します。こちらも、ニンジンと大根で紅白なますがお祝いの席にぴったりです。

●梅干し

梅干しのように、シワシワになるまで長生きできますようにという願いを込めて添えます。

●歯固め石

「歯固め石」は食材ではなく、文字通り「石」です。赤ちゃんにしっかりした歯が生えてくることを願ってお膳に添えます

お宮参りの際に神社でもらってくる他、改めて近隣の神社に断って借りてきてもよいでしょう。借りてきた小石は使用後に返します。

神社がない場合は、近所の河原などで拾ってきてもよいでしょう。ネット通販でも販売されています。

■お食い初めの食器はどうすればいい?

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お食い初めでは、専用のお膳と器を用いるのが本来のやり方。器は男女で色が異なり、男の子は朱塗りのものを、女の子は外側が黒塗り、内側が朱塗りのものを使います。箸は柳の白木のものを使用します。お正月などで使う「祝箸」として販売されているものを使えばよいでしょう。

お膳や器はネット通販でも販売されているため、揃えたい方はチェックしてみてくださいね。購入するほか、漆器のレンタルサービスを利用してもよいでしょう。

●離乳食や普段使いを想定して選んでもOK

お食い初め用の食器は、使い終えたあとの使い道がありません。そのため、木製トレーにシンプルな白い陶器や磁器の食器を使うなど、「その後」を見越した器を選んでもOKです。

生後半年を過ぎた頃から始まる離乳食で使うための器をお食い初めで使ってもよいでしょう。

■お食い初めの食事を楽に用意するコツ

お食い初めを行う生後100日頃の赤ちゃんは、授乳やおむつ替え、抱っこなどで手がかかる時期。赤ちゃんによっては、まだまだ授乳や寝るリズムがつかず、寝不足でフラフラのママやパパもいることでしょう。

「赤ちゃんのための行事だから」と準備に張り切るのが楽しめればいいのですが、「やらなきゃ」と自分を追い詰めるものになってしまうのは避けたいものです。ここでは、お食い初めの食事の準備を楽に進めるコツをいくつかご紹介します。

●総菜など、「できあがったもの」を購入する

尾頭付きの焼き魚は、家庭の魚焼きグリルやオーブンではサイズ的にも厳しいもの。ふだん作るものではないため、失敗も不安材料ですよね。

そんな方は、焼き上げた状態で届けてくれるサービスを利用しましょう。スーパーの魚売り場や魚屋さんで対応しているところがあるほか、ネット通販でもお食い初め用に販売してくれているショップがありますよ

また、煮物や酢の物も、自分で作るのが厳しいと感じる方は、できあいのものをうまく活用しましょう。

●基本メニューにしばられない

たくさんの野菜を使う筑前煮や香の物。これらは基本のメニューのため、「作りたいけれど、ここまで用意するのは大変」という方は、楽に作れるものを選びましょう。

煮物の場合、筑前煮ではなくかぼちゃの煮物を選べば、調理する野菜は1種類で済みます。野菜の飾り切りも、できればもちろん華やかで素敵ですが、負担になってしまうようであればやらなくてもOK。

育児はお食い初め後も続くのです。がんばりすぎて疲れ切ってしまわないよう、自分を追い詰めないようにしてくださいね。

■お食い初め風景を写真でキレイに残したいなら「Lovegraph」がおすすめ!

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写真館でもお食い初め写真メニューが提供されていますが、お食い初め自体は自宅で行うもの。がんばって用意した食事、お膳を前にした赤ちゃんの表情も写真で残しておきたいですよね。

家族で撮影するのもいいですが、全員の自然な表情を残したい。そんな方には、出張撮影サービス「Lovegraph」がおすすめです。

スタンダードプランのほか、1年半の間に3回撮影できるお得な「一年寄り添いプラン」もおすすめです。

<スタンダードプラン>
・23,800円(税込26,180円)
・撮影データ(75枚以上)
・カメラマン指名OK

<一年寄り添いプラン>
・69,800円(税込 76,780円)
・初回撮影日から18ヶ月後までの好きなタイミングで撮影OK
・撮影場所、カメラマンは都度変更OK

お食い初めからの1年半は、赤ちゃんが子どもに変化していく時間。ぜひお得な「すくすく3回撮影プラン」も検討してみてくださいね!

※この記事に使われている写真は、すべてLovegraphで撮影したものです。

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