◾︎お食い初めとは?
お食い初めとは、赤ちゃんが一生食べ物に困らないことを願って行う儀式です。平安時代から行われており、「お食い初め」のほかに「百日祝い」「箸祝い」「お箸初め」という呼び方もあります。
◾︎時期
赤ちゃんの生後100日前後に、家族や親戚の都合を見て行われます。家庭によって100日〜120日くらいまでと時期には幅があるため、あまり縛られずに日取りを決めましょう。
◾︎お食い初めの参加者は?
かつてのお食い初めは、両親の他に祖父母、親戚、近所の人を呼び大々的に行われていましたが、今ではもっと手軽なものになっています。両親+祖父母が参加するパターンが多いようですが、祖父が離れて暮らしていたり予定の都合がつかない時は、両家の同意の下、パパとママだけで行う場合も。
◾︎祝い膳の準備
①器
基本は漆器の器です。
男の子の器は、内側と外側の両方が朱塗りのもの。
女の子の器は、外側が黒塗り、内側が朱塗りのもの。
ただし、新品のベビー用食器で代用されることもあります。
②祝い箸
柳のお箸で、先端が細くなっているものを選びます。
③歯固めの石
こちらは「歯固めの儀」の際に必要なもの。
・歯固めの石はどうやって手に入れる?
通例ではお宮参りの際にもらったり、神社の境内で見つけたものを使いますが、近くの河原から拾ってきた石を使用しても構いません。
境内や河原から見つける場合は、人通りが少なく、あまり踏まれていない場所からきれいな石を探しましょう。
石の大きさや色形についても、形式ばった規定は無くなってきています。丸いものや角ばったもの、白・黒・赤みを帯びたものなど様々な石がありますが、1〜5cm程度のものであれば問題ありません。数は1、2個用意します。
拾ってきた石を歯固め石に使う際には、あらかじめ熱湯消毒をしておきましょう。お食い初めが終わった後には再び洗い、感謝を込めて元あった場所に戻します。
また、歯固め石はネットでも販売されているため、そちらを購入して使用するのも手です。
◾︎お食い初めのメニュー
一汁三菜にならったお料理を用意します。
①ご飯
基本は赤飯。白米や季節の食材を使った炊き込みご飯にすることも。
②焼き物
尾頭付きの魚(鯛が主流)を、左に頭がくるようにして盛りつけます。
③汁物
「吸う」力が強くなることを願い、お吸い物を用意します。特に蛤のお吸い物は良縁を意味する縁起の良い食べ物です。
④煮物
地域や季節柄によって様々ですが、こちらも縁起物を使うことが多いです。長寿を願うエビや紅白を表現する人参と大根、黒豆や里芋など。
⑤香の物(お漬物)
香の物には特に決まりはなく、他のお料理とのバランスを見て決められます。縁起の良い紅白なますやタコの酢漬け、シンプルにきゅうりの酢の物や柴漬けでもOK。
⑥歯固めの石
このほかに梅干しを添えたり、地域によって紅白の餅を用意することもあります。
・お食い初めメニューを用意してくれるお店も
器を一通り揃えたり、家で大きな魚を焼くのは手間がかかるもの。お店によっては、お食い初め用のお料理を用意してくれる場所もあります。忙しい場合はお店でお食い初めメニューを予約しておくと、準備や片付けの時間を省けて、ゆったりと余裕を持ってお食い初めができます!
◾︎お食い初めの流れとお作法
①お食い初め
参加者の中で最も年長の人が赤ちゃんを膝に抱き、食べる真似をさせてあげます。
祝い箸で食べ物をつかみ、赤ちゃんの口元にちょんちょんと当てましょう。
ごはん → 吸い物 → ごはん → お魚 → ごはん
の順番で食べ物を口に運び、これを3回繰り返します。
赤ちゃんが女の子なら年長の女性、男の子なら年長の男性が行うのが基本ですが、両親が行っても大丈夫です。
②歯固めの儀
歯固めの儀では、赤ちゃんに丈夫な歯が生えてくることを願います。
方法は、お箸で小石に触れ、そのお箸を赤ちゃんの歯(歯茎)に触れさせるというもの。
通常はお食い初め後に歯固めの儀がありますが、地域によってはお食い初めの前に歯固めの儀をすることもあります。
■これでお食い初めはばっちり!
基本の流れやお料理を抑えれば、お食い初めを堅く考える必要はありません。伝統にとらわれすぎず無理のない範囲で、赤ちゃんと一緒にお食い初めを楽しんでください!
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