立派な成長を願って「お食い初め」歯固め石の入手方法と使い方

2019.02.28更新

生まれてきた赤ちゃんが「生涯、食べるのことに困りませんように」と願いを込めて行われる「お食い初め」。色とりどりの祝いの御膳と共に並ぶ「歯固め石」とは一体どうやって使うものなのか?石はどこで手に入れれば良いのか?地域によっても様々なお食い初めの慣習を詳しくご紹介します!

立派な成長を願って「お食い初め」歯固め石の入手方法と使い方

■「お食い初め」で使われる「歯固め石」の役割とは?

お食い初めは、生まれてきた赤ちゃんが「生涯、食べることに困りませんように」と願いを込めて行われる行事です。生後100日頃、赤ちゃんの乳歯が生え始める時期に初めて箸を使って食事をするので「百日祝い」「箸初め」「歯固め」とも呼ばれています。
お食い初めに並ぶ料理は伝統的に「一汁三菜」といわれる、尾頭付きの焼き魚や赤飯、お吸い物などのお祝いメニューが揃えられます。それらと共に御膳に用意される石を「歯固め石」と呼びます。この石は、お食い初めの締めくくりに「石のように丈夫な歯が生まれ、ものを良く噛み、年齢を重ねていけるように(長生きできるように)」と行う「歯固めの儀式」で使われるものです。

■「歯固め石」はどうやって用意するのか?入手方法とその種類

お食い初めで準備する歯固め石は、個数や大きさに決まりはありません。色についても、正式には黒・白・赤をひとつずつ用意するとされていますが、深くこだわらなくて大丈夫です。お食い初めで使う食器に合わせて選ぶとよいでしょう。続いて、石はどこで手に入るのかについて、いくつかご紹介していきます。

●神社から授かる

神社によっては、お宮参りでご祈祷をした際に、お食い初めの祝い箸と共に歯固め石を授かる場合があります。また、神社の境内にある石を拾ってお借りして、歯固め石として使うこともできますので、お宮参りをする神社で一度確認をしておくとよいでしょう。
神社の境内から拾ってお借りする場合は「お食い初めで石を使いたい」という旨をきちんと伝えてから、なるべく人が歩かない場所にある石を拾い、家に持ち帰ってしっかりと洗って綺麗にしてから使いましょう。

●通販などで購入する

近くに石をお借りできる神社がないという場合は、ネット通販などでの購入をおすすめします。大手通販サイトからでも、神社でお清めされた歯固め石を数百円で購入することが可能です。

また、お食い初めで使う食器をレンタルする場合や、お食い初めの御膳を仕出しで注文する場合は、歯固め石もセットになっていることが多いです。レストランや料亭など外でお食い初めをする方も、お店に確認をしておくと安心でしょう。

●石の代わりに使われるもの

地域によっては、お食い初めに使う歯固め石を、石ではない別のものに置き換えて使うことがあります。関西・四国地方では「多幸」とかけて「タコ」を使う地域もあり、他にも「シワができるまで長生きができるように」と「梅干し」を使ったり、「栗の実」「お餅」、手近な石として「碁石」を使う地域もあるようです。

どれを使っても、石を使う場合と同じく「丈夫な歯が生まれ、食べることに困らないように」と願うことに変わりはありません。住んでいる土地や、家で守られてきたお食い初めの慣習に合わせて準備をしましょう。


■「お食い初め」の正しい手順と「歯固め石」の使い方

お食い初めでは御膳に並べられた料理を食べさせる手順が決まっています。その場にいる最年長者「養い親」と呼び、男の子であれば男性の養い親が、女の子であれば女性の養い親が赤ちゃんを膝の上に乗せてお食い初めを行います。
順番に「ごはん→お吸い物→ごはん→お魚→ごはん→お吸い物」3回繰り返し、食べさせるマネをします。そして、お食い初めの最後に行うのが、石を使った「歯固めの儀式」です。

歯固めの儀式は、まず初めに歯固め石に箸を軽くあてます。次に、「石のように丈夫な歯が生えますように」と願いを込めながら、その箸を赤ちゃんの歯茎に優しくあてます。古くは、赤ちゃんの歯茎へ直接石をあてていましたが、誤飲の恐れがある為、現在では避けた方が良いとされています。

■「お食い初め」が終わった後の「歯固め石」はどうする?

お食い初めで使った石の後処理について、特に決まりはありませんが、神社から拾ってお借りした場合は、綺麗に洗ってから感謝の気持ちを込めて元の場所へお返しするのが良いとされています。お食い初めの記念として手元に残す場合は、綺麗に洗ってから半紙に包み、へその緒と一緒に大切に保管しておきましょう。

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