カメラマンのこだわりが1つ1つ伝わってくる撮影でした。時間を目一杯使っていただき、自分では撮れないような写真がたくさん。自分たちにとって思い出の場所と思っていた江ノ島ですが、知らない場所がまだまだあって、それぞれの場所の光の綺麗な時間を狙ったスケジューリングが完璧でびっくりしました。
撮影は恥ずかしかったですが、撮った写真を見せていただくたびに「わー！」と声が出るほど感動して、もっと撮りたいと何度も思いました。

出会いまで遡ると小学校のときで、もう20年近く前です。お互い社会人になってから再会しました。昔と変わらない部分と、大人になって変わったところがあって、一緒にいる時間は常に安心感がありました。
付き合う前は、会う度に「そろそろ帰ろうか」とお互い言い出せなくて、妙に遠回りをしながらお互い家に帰ったことを思い出します。その頃にはもうお互い好きだったと思いますが当時はお互い考えてることがよくわかりませんでした。その回り道の何度目かに、お互いの気持ちを伝え合いました。

ホテルミラコスタのチャペルで、突然「話があるから聞いてくれますか。」と言われて話の最後に指輪を貰いました。
その日は私がドレスの試着をする日で、私はドレス、彼は私服というなんとも言えない光景でした。
今日は私がドレスを着るだけなのに、行くまでの道で何度も「緊張する」と言っていた彼の言動がここで理解できました。この人は隠し事ができない人なんだなと思いました。
ホテルの方も協力してくださり、その場で知らないのは私だけで嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちでいっぱいでしたが、指輪を貰った後に「チャペルでドレスを着てプロポーズされた方は今までいませんよ！」と声をかけていただいて、そんなことをされたんだ〜と思うと一気に涙が出てきたのを覚えています。
今後喧嘩したり嫌だ！と思ったりすることがあったら、この日がんばってくれた彼のことを思い出すことで乗り越えられるような気がします。