うちのナルガがもう長くないので、最後に写真を撮ってもらいたくて。家族と、ここにいたよって。いつも真っ黒でブスな顔しかしてなくて。もうあんまり歩けないし、いつ死んでもおかしくないくらいなので、家で、みんなと一緒に。

私が落ち込んでるときに、私の寝てる布団とか座って作業してるところとかに、プレゼントしてくれてたんです、ネズミやアシダカグモをどこからか捕まえてきて。もちろん、生きたのを。ナルちゃんの見てない間に処分するっていう事が続いてたんですけど、捨てたあと必ず「あれ？どこにやったの？」って顔されてたので😂　捨てたと思われないように私が似たオモチャを買ってきました（笑）

実は病気とわかってからすぐ写真残しておきたくて、何度もお願いしようと思ってたのになかなか踏み出せなかったんです。でも、決断してよかったです。ナルガの命が撮影に間に合って、写真が残るだけじゃなく、撮ってたあの時間と空間そのものが私の中に大切なものとして残ったから、本当にお願いして良かったなって思います。いつも個々に可愛がるだけで皆でナルガを囲んで撫でたりする事なんて無かったので、幸せな時間でした。撮影していただいて24時間も経たない翌日の明け方、ナルちゃんは旅立ちました。最期は皆に囲まれて、ほんとの最期の時、ナルちゃん、私の手をぎゅーっと握ってくれて、握ったまま逝きました。急にお願いしたのに、間に合うように駆けつけてくださって、本当に本当にありがとうございました。