結婚のお祝いはどうする？マナーやメッセージ例をご紹介します♪

以前は結婚には結婚式や披露宴がつきものでしたが、近年では結婚式をあげずに入籍するパターンも増えています。経済的な理由や子供がいるなどの理由から時間がなく、式をあげることができない場合や、そういうしきたりに必要性を感じないことから記念の写真を撮って済ませる人が多いです。

一方で、結婚式をあげる新郎新婦の場合には、まずは結婚式の招待状が届くのが一般的ですが、それが結婚式への招待状なのか、披露宴への招待状なのか、確認しましょう。式のみ、披露宴のみ、もしくはその両方なのかによっても、ご祝儀（お祝い金）の金額などが変わってきます。

新郎新婦が結婚式をあげない場合には、ご祝儀ではなくプレゼントを渡すことが多く、一般的とされています。相手が親しい間柄の人であれば、ご祝儀に加えてプレゼントを渡すことも珍しくありません。

結婚式や披露宴がある場合には、ご祝儀を結婚式当日に会場まで持っていくのが主流です。

友達や仕事関係の人には1万〜2万円、家族へ贈る場合は4万〜5万円くらいのプレゼントが相場です。贈るタイミングは結婚式の1〜2ヶ月前には手渡しするか、送るのが一般的です。お日柄を見て渡すのが本来の方法ではありましたが、現在では考え方が柔軟になってきている傾向にあります。

セットのお箸や夫婦茶碗、ワイングラスなどのペアアイテムが現代では定番となっています。これらのアイテムに共通しているのは、ともに暮らす夫婦が一緒に使えるものということです。
高品質のコーヒーメーカーやケトルなども最近では人気が出てきています。

基本的には3万円がご祝儀の相場となっています。年齢や相手との関係性によっても異なり、特に親しい間柄の相手には5万円を包むこともあります。
プレゼントも一緒に贈る場合には、プレゼントとご祝儀の合計が3万円になるように調整しても、特に問題はありません。

渡すタイミングは、本来は友人であっても結婚式までに相手の自宅を訪れて渡すのが習わしでしたが、現在ではその習慣は見られません。
しかし、親族は結婚式当日ではなく事前に渡すのが望ましいといわれています。渡す日はプレゼント同様に縁起がいい日を選ぶと良いとされていましたが、最近ではそのようなお日柄にとらわれない人も増えているので、新郎新婦の都合が良い日で融通を効かせるようになってきています。

刃物のように「切れる」を連想させるものはやめましょう。また、ハンカチも日本語では「てぎれ」と発音する単語があり縁起の悪い贈り物とされています。特に白い人がハンカチは亡くなったときに使われるものなので、必ず避けるべきアイテムです。

2で割り切れる偶数は、結婚において縁起がよくないとされています。若い新郎新婦の結婚式などで出席者が3万円を包むのが難しく、2万円を包みたいという場合には、1万円札を2枚ではなく1万円札1枚と5千円札を2枚の合計3枚になるように包みます。
また、4や9のように死や苦を連想させる数字も縁起が悪いので、避けるようにしましょう。

プレゼントなどに添えたいお祝いのメッセージをまとめました。

「ご結婚おめでとうございます。明るい家庭を築いてください。」

「ご結婚おめでとうございます。末長くお幸せに。」

「ご結婚おめでとうございます。お二人のご多幸を祈っております。」

「ご結婚おめでとうございます。お二人の門出に、心からの祝福を。」

「ご結婚おめでとうございます。ご両家のご発展を心よりお祈りいたします。」

「Congratulations on your marriage. Wishing you lots of laugter.（結婚おめでとう。たくさんの笑顔に包まれますように。）」

「Congratulations. Have a wonderful married life.（結婚おめでとう。素敵な結婚生活を送ってください。）」

ご祝儀は安いものではないので、立て続けに結婚式に参加していると経済的に厳しくなってしまう「ご祝儀貧乏」なんていう言葉も時々聞かれますが、新郎新婦にとってもそのような状態は不本意です。結婚式のあとゆっくり時間があるときにお祝いを持っていっても特に問題はないので、無理せずできる範囲で心の込もったお祝いをするのが望ましいです。