6年半の遠距離恋愛を乗り越えて結婚 。ドラマのような、本当の話。

2017.12.05更新

夢を追う彼を応援し続けて、6年半もの遠距離恋愛。そこから見事ご結婚されたお二人にお話を伺いました。

6年半の遠距離恋愛を乗り越えて結婚 。ドラマのような、本当の話。
願ってもいないのに訪れる”遠距離恋愛”。

どれほどのカップルが経験しているのだろう。

恋人と一緒に過ごす時間が減ると心の距離も離れてしまう気がして、相手の小さな言動に敏感になったり、寂しさや不安に襲われる…。そんな経験はありませんか?

今回は、6年半もの遠距離恋愛を経てご結婚されたTaisukeさん・Kaoriさんにお話を聞かせていただきました。

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―今日はよろしくお願いします。お二人のウェディングフォト、素敵ですね!グラウンドで撮影されているということは、出会いはやっぱり野球ですか?


Taisukeさん:大学野球部のキャプテンと、妻がチアリーディング部をしていた関係で、付き合う前から仲が良いメンバーのひとりでした。

Kaoriさん:友達同士で飲みに行くこともありました。付き合うきっかけは、わたしが当時の彼氏との別れ相談をしていて、その場で「そんな男と別れて俺と付き合ってくれ」って言われたことですね。

―ドラマみたいですね‥!

Taisukeさん:友達なら何とか別れずに済むアドバイスを親身にするのかもしれませんが、「もう別れろ」と、正直に伝えてしまいました。

Kaoriさん:そう言われるまでは、彼の好意に全然気づいていませんでした‥!

―それはいつ頃ですか?

Taisukeさん:大学2年生でした。付き合い始めてから卒業までは同棲していて、そこから6年半遠距離恋愛になって、8年記念日に入籍しました。

―6年半!かなり長い期間ですね。お仕事のご関係などでしょうか?

Taisukeさん:実は、プロ野球選手になりたいという夢があったんです。その夢を叶えるために卒業後、埼玉県で社会人野球をしていました。

Kaoriさん:わたしは滋賀県で就職したので遠距離恋愛になってりまったのですが、不安で「2~3年くらいしか耐えられないかも」って言っていました。

Taisukeさん:言っていましたね。でも僕は野球を納得いくまでやり切りたかったですし、諦めたとしてもそのあと生活基盤ができるまでは結婚できないって話していました。
6年半の遠距離恋愛を乗り越えて結婚 。ドラマのような、本当の話。  1番目の写真
―夢に対してそれほどの覚悟があったんですね。遠距離恋愛中、会える機会はどのくらいあったんですか?

Kaoriさん:1ヶ月に1回くらいですかね。大体わたしが東京に行って会っていました。でも、それも必ずではなくて。彼は野球があるから、土日が休日というわけではないんですよね。

ただ、毎日夜に電話を必ずしてくれていました。この電話があったからがんばれたかなあ。

LINEやメールでの連絡もいいんですが、彼はすごくマメなんです。疲れている日は3分だけなんてこともありましたが、離れている間は必ず電話をし続けてくれました。

―忙しい中で毎日連絡って、なかなかできることじゃないですよね。お互いへの想いを感じます‥!遠距離恋愛中の出来事で印象に残っていることってありますか?

Kaoriさん:彼が埼玉に行ってからちょうど2年目のケンカですね。2~3ヶ月連絡取らないっていうケンカをしたんです。

ーそんなことがあったんですね。何がきっかけだったのですか?

Taisukeさん:1~2ヶ月ぶりに大阪で2人で会ったんですけど、僕は翌日に友達との予定を入れていたんです。でも、妻がそのことにデートの別れ際、拗ねてしまって。それでも無理矢理電車に乗せて、僕は予定通り友達に会いに行ったんです…。

そのあと連絡もしなかったんですけど、僕は別れる気はしないから待ってたんですよね。

Kaoriさん:わたしは意地でも自分から連絡しない!と思っていました。でも、そのあと彼のチームが全国大会に出場することをネットで知って「おめでとう」と連絡して、仲直りできました。

―大会出場の連絡がきたわけじゃなく‥?

Kaoriさん:はい。大きい大会だったので、ネットのニュースに載っていたんです。それを見て知りました。(笑)

Taisukeさん:こんなことになるので、極力ケンカはしないようにしています…!

Kaoriさん:私、遠距離恋愛を初めて2年目のこの時期が、1番不安定だったんです。周りでも結婚の話を聞き始めるし、わたしは働いていて安定の道を進んでいる中、「夢を追うっていつまで?」という不安もありましたし。

―その後は、距離感に慣れたのでしょうか?

Kaoriさん:変わらず寂しかったんですが「わたしも自分の夢に向かおう、楽しいことやろう!」ってだんだんと思えるようになりました。それで4年間働いて仕事を辞めて、栄養士の資格を取るために専門学校に入ったんです。他にも、友達と旅行に行くとか、積極的に楽しんでいました。

Taisukeさん:その姿を見ていたので、あんまり切羽詰まった寂しさはわからなかったです。妻が寂しいのを我慢してくれてたことで、遠距離恋愛を乗り越えられたと思っています。

Kaoriさん:私は彼がマメに連絡を取ってくれたから、乗り越えられたんだと思ってます。会えない寂しさだけはあったけど、浮気の心配や不安はなかったです。

ー無事にご結婚が決まって、Lovegraphで前撮りされたわけですが、Lovegraphを知ったきっかけは何だったんでしょうか。

Kaoriさん:Instagramで見ていていいなぁと思った写真が『えーちん』さんの写真で、「こんなのやりたいね〜」って前から2人で話していたんです。結婚が決まってからもいろいろな撮影サービスを見てみたんですけど、意外と「どこでも来てくれる」っていうところがなかったんですよね。

6年半の遠距離恋愛を乗り越えて結婚 。ドラマのような、本当の話。  2番目の写真
―グラウンドでの撮影はどちらのアイディアでしたか?

Taisukeさん:僕です!

Kaoriさん:私は大学内の芝生とか考えていたんですけど、結婚式をわたしの好きにさせてくれていた彼が、そこだけは希望を言ってくれたので「じゃあ、そうしよう」と決めました。

―グラウンドって簡単に借りられるものなんですか?

Taisukeさん:いや、プライベートでは貸してくれなくて‥。いくつも当たった中で、やっと見つかったのが京都の”わかさスタジアム”さんでした。

偶然にもそこが、大学野球の引退試合をした場所だったんです。

―すごく運命的ですね!

Taisukeさん:しかも、この撮影日の明け方まで雨だったんです。朝に止んで、午後には青空が広がってきたんですけど。ギリギリまで「撮影できるのかなあ」って思っていました。

―写真を見る限り、全然雨上がりには見えないです‥!

Taisukeさん:グランドキーパーのおじさんたちが、僕らのために必死に水抜きや整備をしてくれたんです。ラインまで綺麗に引いてくれて。

しかも着いたら「おお、Taisukeくん!」と声をスタッフのおじさんに掛けられたんです。まさか覚えていれくれる方がいるとは思っていなかったので驚きました。みなさん優しくしてくださって「ドレスが汚れるから」と言って大騒ぎしながら人工芝を敷いてくれたり‥本当に嬉しかったです。

Kaoriさん:電光掲示板が写っている写真があるんですけど、あそこに「結婚おめでとう」ってメッセージを映してくれたのも、おじさんたちなんです。

6年半の遠距離恋愛を乗り越えて結婚 。ドラマのような、本当の話。  3番目の写真

Kaoriさん:電光掲示板はお金を払ったら使えたんですけど、ふたりで相談してやめたんですよ。なのに、来てみたらこうなっていたので、鳥肌が立ちました。

Taisukeさん:応援団が演奏する大学校歌を流してくれるサービスまでしてくれたり、撮影も見守ってくれました。本当にいい思い出です。

―撮影した写真は、その後どうしましたか?

Kaoriさん:結婚式のアルバムに入れました。それと、特にお気に入りの写真は結婚式当日の写真と一緒にフォトフレームに入れて、玄関に飾っています。



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#ご自宅の玄関に飾られているお写真

Kaoriさん:本当に思い出に残る写真を撮ってもらったなあと、えーちんさんに感謝しています。

遠距離恋愛を乗り越えて、今があります。これからも2人の時間を大切にしていきたいです。



■インタビューを終えて


今まで遠距離恋愛のイメージは、関係を保つのが大変で「つらいもの」だと思っていました。

でもお二人は当時のことを本当に楽しそうに話してくださって、遠距離恋愛のイメージが変わったような気がします。

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