祝う人、祝われる人、全員が笑顔なのは人生で3度あるという、主役になれる日のうち結婚式だけです。
高校から、大学から付き合っているカップルも珍しくありません。2人が出会った場所、始まりの場所。まだ結婚するなんて本気では考えていなかった頃。
春、桜を一緒に見ました。
夏、海に行きました。
秋、紅葉を見ました。少し寒くなってきた。
冬、クリスマスもバレンタインも輝くイルミネーションはあなたと。寒さのおかげで、いつもより固く手を握った。
2人同じ季節をめぐり、同じ温度を体に感じ、それでもいつもその手は離さず、もっと強く、もっと固く、一生離すものかと念じ、願い、誓い、迎えた永遠の日。
結婚しない人、したくないという人も増えてきた今日この頃、それでもあえて言いたい。幸せになりたい、そう思ってるのは誰しも同じ。幸せが結婚のカタチをしていなくとも、結婚は間違いなく幸せのカタチをしています、いやしていてほしい。
この日があなたの今までの人生の、最大の幸福であってほしい。
そのあと迎えるたくさんの幸福があなたを待っていても、この日が一番幸せだった、2人がそう思える結婚式であってほしい。
その上で、その後むかえる数え切れない幸せを、誰に遠慮する必要もない、あなたを世界一愛してくれる人と過ごせばいい。幸せはどんどん更新していけばいい、だけど、だけどやっぱりこの日は、それまでで一番幸せだと思いたい、願いたいのです。
それが結婚式であってほしいと、そう思うからです。