上京や転勤を機に、大好きな恋人と遠距離になってしまったら。「寂しくて、お互い辛い思いをするんじゃないだろうか」「ちょっとしたすれ違いから、喧嘩をしてしまうかもしれない」なんて、不安や戸惑いの気持ちを抱くかもしれません。 でも実際には、遠距離恋愛でも仲良く交際を続けているカップルがたくさんいますよ。 今回はラブグラフを利用してくださったカップルの「遠距離恋愛エピソード」をご紹介します。楽しくお付き合いを続ける秘訣についてもお話しされているので、遠距離の寂しさや不安を乗り越えられるか悩んでいる方は、参考にしてみてくださいね。
遠距離恋愛エピソード①
6年半もの遠距離恋愛を乗り越えたカップル
野球部のキャプテンとチアリーダーだったお二人は、大学2年で交際し同棲を始めましたが、卒業後に遠距離になったと言います。
Taisukeさん「実は、プロ野球選手になりたいという夢があったんです。その夢を叶えるために卒業後、埼玉県で社会人野球をしていました」
Kaoriさん「わたしは滋賀県で就職したので遠距離恋愛になってりまったのですが、不安で『2~3年くらいしか耐えられないかも』って言っていました 」
会う頻度はだいたい1ヶ月に一回。彼女さんが東京まで行っていたそうですが、Taisukeさんは野球をやっていたため、土日が休日というわけではありませんでした。
Kaoriさん「ただ、毎日夜に電話を必ずしてくれていました。この電話があったからがんばれたかなあ。 LINEやメールでの連絡もいいんですが、彼はすごくマメなんです。疲れている日は3分だけなんてこともありましたが、離れている間は必ず電話をし続けてくれました」
しかし遠距離になって2年目、お二人はひょんなことから喧嘩になってしまい、2〜3ヶ月も連絡を取らない期間があったんだとか。
Kaoriさん「わたしは意地でも自分から連絡しない!と思っていました。でもそのあと、彼のチームが全国大会に出場することをネットで知り『おめでとう』と連絡したことで、仲直りできました」
それからお二人は順調に交際を続け、なんと6年半もの遠距離恋愛を経て、8年記念日にご結婚! なぜそんなにも長い遠距離恋愛を、乗り越えることができたのでしょうか?
Taisukeさん「妻が資格を取るために専門学校に入ったり、友達と旅行に行って楽しんでいる姿を見ていたので、あまり切羽詰まった寂しさはわからなかったです。妻が寂しいのを我慢してくれていたことで、遠距離恋愛を乗り越えられたと思っています」
Kaoriさん「私は彼がマメに連絡を取ってくれたから、乗り越えられたんだと思ってます。会えない寂しさだけはあったけど、浮気の心配や不安はなかったです」
遠距離の寂しさにばかり注目せず、それぞれ自分たちの夢に精一杯向き合ってきたお二人。こまめに連絡を取ってお互いを支え合うことで、かけがえのない存在になっていったのではないでしょうか。
遠距離恋愛エピソード②
カリフォルニアの大学で知り合ったカップル
こちらは、カリフォルニアの大学で出会ったの国際カップル。
Tiffanyさん「小さな私立のリベラルアーツ・カレッジだったので、キャンパスでは全員がお互いのことを知っていましたね。お付き合いは卒業後からです」
インタビューの前日にご結婚されたお二人ですが、なんと2日後にはまた、旦那さんが日本を発ってしまうんだとか!
Tiffanyさん「5年間遠距離恋愛を続けているので、離れているのには慣れてるんです」
とは言いつつも「彼が恋しくなってしまう」と、本音をこぼしていたTiffanyさん。
Tiffanyさん「でも普段離れている分、彼が戻ってきてくれるときはずっとずっと素敵な時間になります!」
遠距離恋愛エピソード③
遠距離恋愛中、毎日3~4時間電話しているというカップル
ブライダルフォトを撮影されたお二人もまた、遠距離中は、毎日メッセージと電話でやりとりしていたそうです。
彼氏さん「今日あったことや次のデートの話などをして楽しく会話していますし、仕事の悩みなども相談に乗ってくれるので心の支えとなっています」
彼女さん「よくこんなに話すことがあるなあ。というくらい電話していますね(笑)。毎日3〜4時間はしていると思います。最近は慣れてきたので「今日は忙しいから仕事しながら!」と言って、電話をつないだままお互い無言で仕事をしたりして、一緒にいるのとできるだけ同じ環境を作るようにしています。でも意識して続けているわけではなく、話したいから自然とそうなっているだけなんです」
相手の声を聞くだけで、会えない時間の寂しさが少し和らぎますよね。決まりごとではなく「話したいから自然とそうなっている」というのも素敵。そんなお二人に、楽しくお付き合いする秘訣も教えていただきました。
彼氏さん「なんでも話すこと。うれしく思ったことや楽しいこと、ちょっと嫌だなあと思ったことも、正直に伝えることにしています。いきなり爆発してしまうと、収拾がつかなくなるので」
彼女さん「私も、なんでも話すことは意識しています。ちょっとした誤解で関係って壊れちゃうと思うので、特に自分に都合の悪いことこそ隠さないようにしています。職業柄、不特定多数の方と仕事をすることが多いので、会った人の名前とか、どこにご飯に行ったよ!とか、全部共有しています」
信頼関係を維持するためには、コミュニケーションが重要なのでしょう。近況やお互いの気持ちをこまめに伝え合っていれば、離れていても安心できますね。ただ、普段から仲がいいお二人でも、喧嘩をすることはあると言います。
彼氏さん「言葉のアヤとか誤解とかしょっちゅうです。自分の主張を伝えたうえで、なんで謝っているのか、どこが悪かったのかも謝っています。謝ってばっかりですね(笑)」
彼女さん「今聞いてびっくりです! 喧嘩なんてしたことないと思っていました。私の機嫌が悪くなってもすぐに謝って解決してくれるので、対等な話し合いだと思っていたのですが、もしかしたらあれを喧嘩というのかもしれません。私は『どうせ何があっても嫌いにならないんだから』という気持ちが根底にあるため、怒って連絡を無視したとしても、翌日には『昨日は怒ってごめんね』と言うようにしています。だから、24時間以上険悪な空気が続いたことってないんですよ。きっと彼の器が大きいから、こうやって楽しく過ごせているんでしょうね」
喧嘩をしても話し合いながら仲直りできるなんて、素敵な関係性ですね。遠距離で喧嘩をすると、なかなか仲直りのきっかけを見つけにくいかもしれません。距離を置く時間が長引かないよう、すぐに謝るというのも大事かも。
■遠距離恋愛の寂しさとは、どう乗り越えたらいいの?
①マメに連絡を取る
「自分たちは大丈夫」と思っていても、しばらく連絡を怠ってしまうと、だんだん連絡するきっかけが掴めなくなってしまいます。寂しさをなるべく感じないようにするためにも、連絡はできる限りマメにとった方がいいでしょう。 どんな些細なことでも日常を共有し、意見を伝え合うようにしておくことで、些細なことで気持ちがすれ違うのを防ぐことができますよ。
②遠距離恋愛している人たち同士で寂しさを共有する
遠距離恋愛の寂しさを友人に相談するのもいいですが、自分の話ばかり聞いてもらうのは申し訳ないですよね。寂しい気持ちを自分一人で抱え込まないためにも、SNSを利用して遠距離恋愛をしている人と繋がってみるのもオススメです。匿名で専用のアカウントを作ってみてはいかがでしょう。
SNSであれば返信は強制でないですし、気持ちを文字にして発信するだけでも、いくらかスッキリするかと思います。また、同じ悩みを抱えている人どうしで繋がっておけば、お互いの悩み相談に乗ったり、励まし合ったりすることもできますよね。インターネット上とはいえ、心強い仲間がいることは支えになります。
③熱中できるものを探す
会えない寂しさばかり気にしていると、必要以上に恋人に依存してしまうかもしれません。趣味や仕事、新しいコミュニティなど、恋愛以外に熱中できるものを探しましょう。恋人のことばかり考えていては、返信が遅いことやなかなか予定が合わないことなど、ちょっとしたことで相手を疑うようになってしまいます。離れていても楽しそうに頑張っている姿を見せることで、恋人を安心させることができるでしょう。
■遠距離カップルは、上手に時間を使ってコミュニケーションを取ろう!
離れて暮らす間も、こまめにコミュニケーションを取っているカップルが多いようです。遠距離恋愛は寂しいかもしれませんが、上手に時間を使って信頼関係を深めることで、二人の楽しい思い出の1つになるでしょう!